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「東京都庁は昔どこに?有楽町にあった旧庁舎の思い出と銅像の行方」

 

こんにちは。takeです。

 

現在の東京都庁が新宿に移る前、

 

有楽町駅前にあった旧庁舎をご存じですか?

 

取り壊し後の跡地、銅像の移転先など、

 

思い出と共に振り返ります。

 

【懐かしの都庁跡地と今】有楽町から新宿へ、

 

時代とともに変わった風景と思い出

 

現在、東京都庁といえば

 

新宿西口のランドマークのひとつ。

 

高層ビルが並ぶ西新宿に、堂々とそびえ立つ姿は、

 

まさに東京の顔ともいえる存在です。

 

 

しかし、実はこの都庁、

 

かつては有楽町駅前にあったことをご存じでしょうか?

 

 

今回は、そんな都庁の移転の思い出と、

 

その跡地の現在、そしてちょっとした発見について、

 

私自身の体験とともにご紹介します。

 

 

「昔の都庁は有楽町にあった」

 

現在の東京都庁が新宿に移転したのは

 

1992年(平成4年)ですが、

 

それ以前、都庁は有楽町駅前、

 

現在の「東京国際フォーラム」の場所にありました。

 

 

今では信じられないかもしれませんが、

 

その建物はあまり高くなく、

 

せいぜい10階ほどだった記憶があります。

 

 

私はてっきり、あの建物を取り壊した後に、

 

再び同じ場所に新しい都庁を建てるのだと

 

思っていたのですが、

 

まさか新宿に移転するとは思いもよらず、

 

正直驚きました。

 

 

有楽町なら永田町や霞が関にも近く、

 

交通の便も良かったので、

 

「なぜ新宿に?」という気持ちは

 

当時の私だけではなかったはずです。

 

 

「建物の取り壊しと謎の発掘作業」

 

都庁の建物が取り壊されたあと、

 

しばらくの間、

 

新しい建設が始まる様子はありませんでした。

 

 

電車で有楽町を通るたびに、

 

「まだ何も建てないのか」と不思議に思っていたものです。

 

やがて、数人の人たちが

 

何かを掘っている光景を目にするようになります。

 

 

工事関係者ではなく、

 

どうやら考古学的な調査をしている様子でした。

 

化石や遺跡の発掘のようで、

 

「なるほど、だから建設が進まなかったのか」と

 

妙に納得した記憶があります。

 

 

現在の跡地には「東京国際フォーラム」

 

そうして時が経ち、

 

あの場所には大規模なホールと文化施設

 

「東京国際フォーラム」が完成。

 

 

まさか都庁跡地に、こんな立派な建物ができるとは

 

当時は想像もできませんでした。

 

 

今ではイベントや展示会、コンサートの会場として、

 

多くの人々が訪れる場所になっています。

 

新しい都庁と完成記念の粗品

 

一方、新しく移転された新宿の都庁。

 

完成したのは平成4年(1992年)ごろ、

 

ちょうどバブルが終わる直前のタイミングでした。

 

 

私は当時、新宿駅を頻繁に利用しており、

 

完成記念として構内で粗品(定期入れケース)が

 

配られていたのをよく覚えています。

 

 

ちょうどJRで自動改札が普及し始めた頃で、

 

定期券をすぐに取り出せるような便利なケースでした。

 

毎日もらえるので、

 

いくつも持っていた人も多かったと思います。

 

 

「都庁前にあった銅像の思い出」

 

旧都庁の前には、

 

ひとつの印象的な銅像がありました。

 

馬に乗った武士の姿で、

 

私はずっと「菅原道真」だと思い込んでいたのですが、

 

実はそれは「太田道灌(おおた どうかん)」の像だったのです。

 

馬上で弓を構える姿が、電車からもよく見えました。

 

 

長年の思い違いに気づいたのは、偶然の再会からでした。

 

銅像との再会 意外な場所に移されていた

 

 

ある日、日暮里駅を利用した際、

 

駅前のバスロータリーの真ん中に立つ銅像を目にしました。

 

「どこかで見たことがあるな」と近づいて説明文を読むと、

 

なんとそれはかつて都庁の前にあったあの銅像だったのです。

 

 

まさか、あの像が日暮里駅前に移されていたとは

 

正直驚きました。

 

 

説明にはしっかり「旧都庁前にあった像」と書かれており、

 

思い出が一気によみがえってきました。

 

 

おわりに

 

 

変わりゆく街と、残る記憶

 

都庁の移転、有楽町跡地の再開発、

 

そして思い出の銅像の再発見

 

時代とともに街の景色は変わっていきますが、

 

こうした記憶は、ふとした瞬間に蘇り、

 

懐かしさとともに新しい発見をもたらしてくれます。

 

 

もし有楽町の旧都庁を覚えている方がいたら、

 

ぜひ日暮里駅前のロータリー中央の銅像を訪れてみてください。

 

あの頃の風景が、

 

きっと少しだけ戻ってくるかもしれません。